カルノシン(イミダゾールペプチド)

長時間の運動を可能にする栄養素

カルノシンは、私たち人間を含む哺乳類の筋肉中に存在する成分で、イミダゾールペプチドと呼ばれるものの一つです。カルノシンは、渡り鳥が長時間飛び続ける力の源とも呼ばれています。

「カルノシン」とは?

“カルノシン”は、イミダゾールペプチドのひとつで、様々な哺乳類の筋肉、特に体を動かすために使われる筋肉(骨格筋)に多く含まれています。イミダゾールペプチドにはカルノシンの他にアンセリン、バレニンなどがあります。

カルノシンの効果・効能

カルノシンは、様々な哺乳類の筋肉、特に体を動かすために使われる筋肉(骨格筋)に多く含まれており、疲労回復や、運動能力の向上といった効果が報告されています。

カルノシンの臨床試験データ:抗疲労(筋肉疲労)

私たちの体は普段、糖や脂肪を燃焼させることで、エネルギーを発生させています。この時、活性酸素なども一緒に生成しますが、普通であれば体内に存在する抗酸化物質によって中和されます。
しかし、激しい運動時など、大量のエネルギーを発生させる際、中和しきれない量の活性酸素や乳酸などが併せて発生します。これらの物質が組織を攻撃することで筋肉疲労や筋肉痛といった症状がおこるといわれています。
カルノシンには活性酸素を除去する能力(抗酸化作用)、乳酸によって酸性に傾いた環境を中和(緩衝作用)する能力があり、現在様々な臨床試験が行われています。
大阪市立大学の研究グループは、イミダゾールペプチドを400mg、4週間摂取することで運動時に感じる疲労が軽減されると報告しています。1)
また、東京内科医会などで行われた大規模臨床試験では、イミダゾールペプチドを400mg、2週間または200mg、3週間摂取することで、日常的に感じる疲労感を改善する効果がみられたと報告しています。2)

参考文献

1)薬理と治療, 36(3), 199-212. (2008)
2)薬理と治療, 37(3), 255-263. (2009)